社会人のためになればいいな〜と思うこと

社会人やこれから社会人になる人のためになればいいな〜と思う情報を発信していきます。

効率の良いスキルの活かし方

社会人として仕事をしていく上で様々なスキルを身につけていくことになる。そのスキルの活かし方で実は大きな差がついている。スキルを上手に活かせる人は短時間で多くのことにそのスキルを活かしている。その結果、様々な場面で活躍が出来る人になっていく。一方でスキルを上手に活かせない人は、スキルを沢山持っていたとしても活躍できる場面は少なくなる。これが現実だ。後者の人は特定の場面でしか活躍できない自分を知ると「もっとスキルを身につけなければ・・・」と躍起になる。スキルをどんなに身につけても活かせる場面を増やさなければスキルの持ち腐れになってしまうことが多い。

では、どのようにすればスキルを上手に活用することが出来るのであろうか?

結論から言うと

「1つのスキルを沢山の場面で使えるものにする」

ということだ。

1つのスキルを1つの物事に活用するのではなく、スキルの一部分でも他の物事に活用していくだけで、これが実現される。

例えば、社会人で学ぶものの1つにコミュニケーションスキルがある。このコミュニケーションスキルを身につけたら、日常の職場におけるコミュニケーション以外にも活用の場所が存在する。営業の場面もそうであるし、会議の場面でもそうだろう。面接をする人であれば面接の場面でも活かせるものだ。このように1つのスキルを様々な場面で活用できるものに自らが活かしていくことが大切となる。

スキルを上手に活かせない人は、「コミュニケーションは日常のコミュニケーションだけ」「面接のスキルは面接の時だけ」と活用する場面を自ら区切ってしまう。これが活用場面を減らしてしまう原因となる。面接と日常のコミュニケーションに共通する部分には「対話」というものがある。このコミュニケーションで学んだ対話の部分は面接の場面でももちろん活用可能だ。共通する部分の内容を活かすことが出来れば、1つのスキルで様々な場面での活用が可能になる。

この1つのスキルを様々な場面で活用することが出来れば、1つのスキルを身につけるだけでも多くの物事のレベルが向上する。まさに効率の良いスキルの活かし方になるわけだ。

自分の持っているスキル、これから学ぶスキルをどのように活用できるかを是非考えてこれからの活動をすることが活躍するために必要なことなのである。

仕事における予測で一歩先をいく

仕事において先の予測が見えるととても楽になる。その仕事がうまく可能性が高まる。これは1つの能力であり、その気になれば誰でも出来るものであったりする。それをせずに苦しんでいる人がいるのも事実だ。

まず、先の予測に完璧は存在しないことを理解しておかなければならない。完璧でなければ動けないという人は多い。しかし、ビジネスにおいて完璧な未来予測はできないものだ。ある程度の未来予測をすることが大切になるのである。

そのために何をすべきかを挙げると

1)状況を把握する

2)ケース別に考える

これだけである。

 

状況は把握するから見ていこう。状況を把握すると現状にある情報を整理してつなぎ合わせることだ。これを私は「情報連結力」と呼んでいる。断片的な情報が多く存在する中では先を予測することは難しい。断片的な情報であってもつなぎ合わせることで、その内容が予測できるわけだ。現在は複数の状況の積み重ねで出来ている。その積み重ねを理解することが状況を把握することになる。複数の断片的な情報を組み合わせて、現状がなぜこの状態になっているのかを考える。それにより、現状が出来上がっている理由が見えてくる。この理由が見えてこない場合には、情報が不足している可能性が高いものだ。更なる情報を集めるか、現在の情報から埋まらない部分を予測するか、のどちらかで対応していくことが必要だ。そうすることで現状を把握し、次の一手の選択肢がある程度絞られてくる。そして、現状に即した選択肢は成功確率が高いものとなっている。

 

次に、「ケース別に考える」に至る。次の一手の選択肢は複数存在するはずだ。その複数の選択肢を実施した場合にどのような状態になるか?を可能性ベースで考えるようにする。1つの選択肢を実施した場合の結果が複数考えられることもあるだろう。1つの手の結果が1つになることは少ないものだ。中には1つの手の結果が1つになることもあるが、多くの場合、複数の結果が考えられる。世の中では1つのアクションは複数の結果が考えられるものであることを理解しておかなければいけない。その複数の結果から最も良い手を選択するだけだ。この可能性の内容によってその仕事の結果がある程度決定する。

自分が実施するべき成功可能性が高い行動が見えてくると、仕事もうまくいきやすいものだ。確実な選択肢になるわけではないが、何も考えずに思いつきで実施するよりも確実に成功する可能性は高くなる。

自分の思考を自分の枠の中だけで考えるのではなく、他人の思考範囲は自分の枠外にも存在することを意識して実施すると良いだろう。

 

 

スキルを身につける為にはアウトプットすることが効果的

仕事をしていく中で何らかのスキルを身につける必要があるがあるものだ。社会人においてのスキルは知識だけで完結するものは少ない。行動をすることでそのスキルの保有を証明されることになる。そのスキルを身につける為に勉強をすることになるだろう。この勉強の仕方に大きなポイントが隠れている。

まず、何かスキルを身につける時に効果的な方法は「アウトプットする」ということだ。知識を得ることをインプットとすると、その知識を活かして何らかの行動をすることがアウトプットになる。アウトプットの方法は沢山存在する。例えば「話す」これもアウトプットだ。アウトプットを実施することにより、インプットされた内容に複数回触れることになる。この複数回触れた内容は記憶に残りやすい。特にアウトプットをした場合には、その行動の仕方を人は記憶することになる。これが社会人におけるスキル習得につながる。もちろん机上における勉強は無駄ではない。この机上における勉強をした後のアウトプットにより、インプット内容が強化されるということだ。

アウトプットをすることはその他の部分でも能力向上につながる。それは「やってみたから分かること」の存在だ。理論的に学習をして身につけた知識でも実際にやってみたら上手くできないことは多くある。その多くの場合、やってみて初めて分かることが存在する。「あ、こういうことか」という気づきが生まれるわけである。この「やってみて初めて分かること」はアウトプットをしなければ触れることができないものだ。つまり、アウトプットをすることでインプットだけでは知り得ない情報を得ることができる。これがとても重要なことである。ここから得られた気づきにより、身につける対象となる物事を今まで以上に深く知ることができる。そのことから行動可能なものに近づいていくわけだ。

知識だけで勝負できるのは社会人の場合、ごく一部の職業になるだろう。多くの社会人は知識を得た上で、その知識を活用して何かをすることが求められる。それが出来る人が社会で活躍する人になる。

インプットも大切であるが、インプットされた内容をアウトプットすることを見落としてはいけない。

隠れた意見を見出すコミュニケーションを意識する

仕事をしている様々な人とコミュニケーションを取る必要があるだろう。仕事ではコミュニケーションそのものが重要なのではなく、コミュニケーションから共通認識を持つことが重要とされる。しかし、人は会話の中で様々な心境の変化が発生する。その変化を理解することが仕事を円滑に進める上で必要なコミュニケーションになる。

仕事を円滑に進める上で必要なコミュニケーションとはどのようなものであろうか?

それは、「相手の隠れた意見を見出すコミュニケーション」だ。この相手の隠れた意見を見出すことが出来れば、相手が望むものや状態は今まで以上に見えやすくなる。営業でいえば、お客様の隠れた意見を見出すことで次の行動が的確なものとなり、受注という成果につながる可能性は高まる。職場においては、理解をしてくれる同僚や先輩、部下、上司とみられることであろう。職場における人間関係が悪化する可能性は低くなる。

この「隠れた意見を見出す」とは何をすることであるのか?

「相手が言葉にしない心情を把握する」ということだ。

これが出来れば苦労はしないと思う人もいるだろう。確かに完全に把握することは不可能に近い。100%でなくてもいい。少しでも相手の言葉にしない心情を把握するだけでも大きな効果が期待できる。

例えば、話をしている相手が「残業が多い」と発したとする。相手は単に「残業が多い」ということを表現したいだけではないことが多い。その裏には言葉にしていない相手の心情がある。例えば、「残業が多くて、辛い」であったり、「残業が多くて、趣味に時間が取れない」であったりすることもあるだろう。この相手が発した一言の裏に言葉にしていない心情が隠れているのだ。

この隠れた心情を把握して相手に共感することが出来れば、相手との関係値は大きく跳ね上がる。なぜならば、相手は「自分のことを理解してくれる人」と認識するからだ。良い関係が作れれば「あいつのためであればやってやるか!」であったり、「この人に相談してみよう!」であったり今までとは異なる相手の行動が発生する。そうすれば今まで以上に良い成果を生む仕事をすることができるようになる。

誰かと協力して仕事をすることは多い。他人との関係度合いで仕事の進捗が左右されることもある。その上でも他人とは良い関係を築くことが必要だ。相手の隠れた意見を見出すコミュニケーションを意識することで相手との良い関係を築き、楽しく、良い結果を出す仕事に近づくことであろう。

市場で認められることの重要性

仕事をしていく中で「成長」はとても重要なものの1つである。成長をすることで、出来ることが増え、仕事の幅が広がる。成長することで、今まで以上の成果が出せるようになる。だからこそ仕事をしていく中で成長を実現していくことが求められている。

では、一体どのような成長をしていけばよいのだろうか?何を伸ばしていくことが大切なのであろうか?この問いに対して答えが出せることが活かせる成長につながる大きな分かれ道となる。これは仕事の数字管理をするために「そろばん」を学ぶか「表計算ソフト」を学ぶかの違いのようなものだ。今の時代に数字管理をするために「そろばん」を習う人は少ないであろう。頭の中の計算スピードを上げるためには有効であるかも知れないが、一部の仕事を除いて有効な手段にならないケースが多いはずだ。

このように「何を学ぶか」が未来の仕事の成果に大きく影響を与えることになる。正しい選択をするために必要な問いが「どのような成長をすればよいか?」「何を伸ばすことがよいか?」なのである。

この問いの答えは人によって様々である。その人の現状によっても異なり、業界や職種によっても異なるものであろう。しかし、1つ共通するものがある。それは

「市場で認められる能力を身につけるべきである」ということだ。

どのような企業であっても会社は市場の中で戦っている。市場で認められる能力を身につけることが出来れなければ良い成果を出せる確率は低くなってしまう。市場で求められる能力を理解して、その能力を身につけるために努力をすることが大切になるわけだ。

皆さんの仕事において市場で求められる能力とは一体何か?これを考えることが必要になる。市場で求められるものを身につけていき、仕事でアウトプットすることが出来れば良い結果を得る可能性は高まる。つまり、自分自身が認められることにつながる。

市場で認められる人はどのような会社でも欲しい人材だ。つまり、自身が市場で認められることは、自身の安定につながる。安定をしている状態であることが認識できると今以上にチャレンジが出来るようになり、更なる能力向上を実現することも可能になる。それにより能力格差が生まれる。同期入社であってもしばらくすると大きな差が生まれてくる原因の1つには、この能力格差がある。

現在は能力格差で待遇等に大きな差が生まれる時代だ。ある意味能力競争社会であると言ってもよいだろう。ライバルに一歩差をつけるために必要な行動の第一歩が「市場で求められる能力」の認識である。

現在は様々なところから情報を入手できる。この情報から市場が求める能力を認識し、地道な努力をした者が認められる社会だ。そこに年齢や学歴は関係ない。今、ある状況から必要な能力を身につけて活躍するチャンスを掴み、能力を発揮することが重要なのである。

市場で必要とされる能力は時代と共に変化する。その変化する状況を理解し、自分に必要な能力を見出し、行動することが求められていることなのであろう。

物事を上手に進めるためには自ら環境を作る

仕事をする中では1人で完結する作業もあれば、様々な人と一緒に実施し、他人に動いてもらうこともあるだろう。上手に進まないと感じる時には他人が上手に動いてくれないケースもある。上手に他人を動かしていくことができればその点は解決できる。

では、どうすれば他人に上手に動いてもらうことができるのであろうか?以前に書いた「変えられるもの」「変えられないもの」の観点から考えると「他人は変えられないもの」に分類できる。そう考えると他人を自らの意思で行動してもらうことはできないことになる。確かに他人を変えることはできないのであるが、自らの行動を変えることで他人に影響を与え、他人自身が変わろうとすることはできる。

他人に影響を与えて動いてもらうためにはどうすれば良いのであろうか?それを上手に実施するためには他人の行動がどのようなメカニズムで発生するかを知っておくことが必要になる。

人の行動はパーソナリティと環境の関数で発生する。この2つは変数であり、この2つの変数が変化することで人の行動結果が変わってくることになる。パーソナリティは人が過去の経験から作られる価値観などであり、その価値観を強引に変化させることはできない。この部分は変えられないものとなる。そのため、パーソナリティの変化に注力しても無駄な努力になってしまう。変えるべき部分は環境である。環境は人にとって自分以外のものであり、職場のレイアウトなどの物理的環境だけではない。誰かの発言や行動などもその人にすれば環境の一つになる。この環境は変えられない部分と変えられる部分が存在する。相手以外の発言は環境になるわけであり、あなたが発した言葉や実施した行動は相手にとっての環境になる。この部分が大きなポイントだ。あなた自身の発言や行動は変えられるものに分類される。つまり、あなた自身の発言や行動を変えることで相手の環境を変え、結果的に相手の行動を変化させることができるわけだ。

相手の行動を上手に変化させることができれば、あなた自身が望む物事の進捗を実現することが可能になる。相手が動いてくれないと嘆くのではなく、相手の環境を変化させて行動変化を実現することが大切なのである。

物事を「できる」「できない」で考えるないようにする

仕事をしているとある種の無茶振りが来ることもある。

「これ、明日までね」この言葉は非常に怖い。難しいことをわかっていて依頼する人もいる。この無茶振りの時こそ、その人の真価が問われるときであると言える。

この時に重要なことは「できる」「できない」で物事を考えないことだ。「できる」「できない」で考えると最終的にどうしても「できない」に流れる可能性が高くなる。「できない」の判断の方が楽だからだ。確かに「できる」「できない」で考えて「できる」ことをやるのが通常かも知れない。しかし、この「できる」ことをやるだけでは何も未来に発展はない。「できない」ことを「できる」ようになることが未来の活躍につながるからだ。

「できる」「できない」の2択にしないためには、そもそもの判断の選択肢を削ることになる。削る選択肢は「できない」だ。「できない」を削り、「できる」だけを残すことにより、「やるためにはどうするか?」の思考が生まれる。この「やるためにはどうするか?」を考えるからこそ、新たな方法や行動が生まれる。これがチャレンジというものだ。やるための方法を考えることにより、過去の事例やケース別の予測など様々な情報や思考が生まれてくる。この情報や思考により多くの経験をすることができる。この経験が気づきを生み、人は成長する。その成長が未来での活躍をサポートしてくれるわけだ。

「やらない」の選択肢を選ぶとどうなるのか?それは思考停止もしくはできない理由探しになる。世の中の物事において「できない理由」を探すことは「やるための方法」を考えるよりも格段に見つけやすい。つまり、楽なのである。「やらない」を見つけてやらないことが自分自身を守るように見えるが、これは一時のものだ。長期的視点で考えると「やらない」を選ぶことは成長機会の損失になる。

習慣的に「やらない」を選ぶ人も残念ながら存在する。20代から働くとして考えた時に「やらない」を選択する回数が多ければ多いほど、実は損をしている。思考することそのものが経験になるからだ。「やる方法」を考える回数が多ければ多いほど一時的に大変な想いをすることであろう。しかし、長期的に見るとその一時的な大変な想いは未来の大きな糧になる。

日常で起こる「できる」「できない」の判断において可能な限り「できない」を排除し、「やる方法」を考えることが未来の大きな成果につながるのである。