社会人のためになればいいな〜と思うこと

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隠れた意見を見出すコミュニケーションを意識する

仕事をしている様々な人とコミュニケーションを取る必要があるだろう。仕事ではコミュニケーションそのものが重要なのではなく、コミュニケーションから共通認識を持つことが重要とされる。しかし、人は会話の中で様々な心境の変化が発生する。その変化を理解することが仕事を円滑に進める上で必要なコミュニケーションになる。

仕事を円滑に進める上で必要なコミュニケーションとはどのようなものであろうか?

それは、「相手の隠れた意見を見出すコミュニケーション」だ。この相手の隠れた意見を見出すことが出来れば、相手が望むものや状態は今まで以上に見えやすくなる。営業でいえば、お客様の隠れた意見を見出すことで次の行動が的確なものとなり、受注という成果につながる可能性は高まる。職場においては、理解をしてくれる同僚や先輩、部下、上司とみられることであろう。職場における人間関係が悪化する可能性は低くなる。

この「隠れた意見を見出す」とは何をすることであるのか?

「相手が言葉にしない心情を把握する」ということだ。

これが出来れば苦労はしないと思う人もいるだろう。確かに完全に把握することは不可能に近い。100%でなくてもいい。少しでも相手の言葉にしない心情を把握するだけでも大きな効果が期待できる。

例えば、話をしている相手が「残業が多い」と発したとする。相手は単に「残業が多い」ということを表現したいだけではないことが多い。その裏には言葉にしていない相手の心情がある。例えば、「残業が多くて、辛い」であったり、「残業が多くて、趣味に時間が取れない」であったりすることもあるだろう。この相手が発した一言の裏に言葉にしていない心情が隠れているのだ。

この隠れた心情を把握して相手に共感することが出来れば、相手との関係値は大きく跳ね上がる。なぜならば、相手は「自分のことを理解してくれる人」と認識するからだ。良い関係が作れれば「あいつのためであればやってやるか!」であったり、「この人に相談してみよう!」であったり今までとは異なる相手の行動が発生する。そうすれば今まで以上に良い成果を生む仕事をすることができるようになる。

誰かと協力して仕事をすることは多い。他人との関係度合いで仕事の進捗が左右されることもある。その上でも他人とは良い関係を築くことが必要だ。相手の隠れた意見を見出すコミュニケーションを意識することで相手との良い関係を築き、楽しく、良い結果を出す仕事に近づくことであろう。