社会人のためになればいいな〜と思うこと

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エピソード化の技術

仕事で何かしら他人に伝えることがある人は多いだろう。話を聞いていて面白い人とそうでない人がいる。同じ内容の話を聞いていても話の面白い人が話すと興味を持つが、話が面白くない人が話すと興味を持たない。同じ話でも相手の反応に変化が生まれてくるものだ。その原因は様々あるが、1つにエピソードが挙げられる。話にエピソードが盛り込まれるだけで少しは面白いと思ってもらえる話に変化する。

話にエピソードを加えることを私はエピソード化と呼んでいる。このエピソード化をするのは実はそれほど難しくない。

何かの体験をした時に、それを1つの物語にするのがエピソード化だ。

「野球で打順間違えをした」という経験をしたとしよう。そこからエピソードを追加して膨らませていく。

野球で打順間違えをしたことがあります。高校野球の予選大会の試合でした。相手は強豪校であったのですが、強豪ということもありいつもと違う打順を組んでいたんです。私はピッチャーで投球練習をしている間にオーダーが発表されて、仲間から「いつもと同じ」と聞いていました。試合が始まり自分の打順だと思って打席に入ってヒットを打ったのです。先制点だったのでこれはいいぞ!と思っていました。しかし、そこで相手のベンチから人が出てきて主審と何やら話をしています。しばらくして主審が「バッターアウト!」と宣告しました。打順間違えて打ってアウトになったんです。漫画みたいな話です。そこで初めて知ったのですが、打順間違えで「バッターアウト」になりましたが、誰がアウトになるのだと思いますか?これって飛ばされた人がアウトなんですよ。この経験で初めて知りました。だから私は2回続けて打席に入ったのですが、次は打てませんでした。。。

 

簡単に書くとこのようになる。エピソード化はその前後の流れや状況を相手がイメージできるようにすると相手も1つの物語に入っていける。その状態を作ることが出来ると相手が面白いと感じる可能性が高まることになる。

このエピソード化は慣れると簡単に出来るが、そうでない人は自身の体験のエピソード化を練習するとよいだろう。これは回数を重ねれば比較的短期間で出来るようになるものだ。

プレゼンだけでなく様々な場面で活かせるエピソード化は身につけておくと自分の武器の1つになるだろう。