社会人のためになればいいな〜と思うこと

社会人やこれから社会人になる人のためになればいいな〜と思う情報を発信していきます。

何ができるか?と同じくらい重要な要素

仕事の幅などを増やしていくためには、できることの幅が重要になる。そのため多くの人はそのスキルを身につけようとする。確かにそれは正しい行動である。ただ単にスキルを身につけるだけでは仕事の幅が広がるとは限らない。現在の世の中は「何ができるか?」だけでなく「誰がやるのか?」も同時に重要とされているからだ。

一昔前であれば資格を持っていることが重要視されていた時代もあった。現在でもその傾向は少なからずある。ただし、どのような内容に関する資格であるかによって、その重要性は変わってくる。資格が重要視されている分野については話が非常に長くなるので割愛するが、一定の条件を満たした分野については資格が重要となる。

しかし、現在多くの分野においては資格だけでは充分ではない場合が多い。資格は「何ができるか?」を担保するものであり、一見仕事の幅が広がるように感じる。ここに盲点が存在する。世の中が求めているのは「何ができるか?」だけでなく「誰がやるのか?」を含んでいるからだ。

どんなにその内容が出来たとしても、やる人の個性や仕事に対するスタンスが不十分であればそれは仕事の幅につながらないのである。この「誰がやるのか?」の重要性を軽視してはいけない。

見ず知らずの人で熱狂的野球ファンであるが、野球をやったことがない人が「高校野球のコーチをできます!」と手を挙げたとして、それを受け入れてくれる学校がどれだけあるだろうか?野球に関して詳しいが、それは野球のファンとしての知識であり野球をやっていた人だから知る知識とは異なる。資格を持っているだけでは仕事の幅が広がらないのはこれと同じである。

同じ熱狂的野球ファンであったとしても、その人をよく知る人であれば「あの人であれば任せられる」と感じる人もいるだろう。この場合には「誰がやるのか?」を知るからこそ任せるという判断に至る。

このように「相手を知っている」ことそれが「誰がやるのか?」に繋がるのである。この「誰がやるのか?」は多くの場合、その人の経験や人柄が影響するものだ。資格も経験の1つにはなるが、資格だけでは相手が任せようと決断する根拠に乏しくなってしまうことも多い。

今までの経験と「何ができるか?」を繋げることが仕事の幅を広げていくことに繋がる。仕事の幅を広げるためには自分の経験に近い内容から広げていくのが効率的であると言える。