社会人のためになればいいな〜と思うこと

社会人やこれから社会人になる人のためになればいいな〜と思う情報を発信していきます。

人の良いところを見つける重要性

茶店などに入ると人の悪口を言っている人がいる。人の悪口を言うこと自体は人間として仕方がない行動である。それは人の悪いところを認識するからだ。人間は人の悪い ところが目につきやすいものであり、一方で人の良いところには目が向きにくい。仕事をうまく進めたいと思っているのであれば人の良いところに目を向けるべきであろう。そして、その良いと感じたところを事実ベースで相手に伝えることが効果的だ。なぜならば多くの人は常に他人に承認されたいと思っているからである。良いところを見つけて伝えるということが実は物事の成果に大きな影響がある。

人材育成や人事制度構築の中でよく耳にする言葉の1つにモチベーションがある。モチベーションをどのように高めるか?を考える人が多い。モチベーションは他人の中で発生する感情であり、自分が他人のモチベーションを直接コントロールすることはできない。「変えられるもの」「変えられないもの」でいえば変えられないものに分類することができる。そのモチベーションを向上させるためには相手の環境を変化させることが必要だ。相手の環境には物理的環境だけでなく、他人からの言葉や態度も含まれる。この中で他人のモチベーションを考えるのであれば相手にかける言葉によって相手のモチベーションに影響を与えることができる。この時に相手にかける言葉が悪口であったらどうであろう。モチベーション低下に大きな影響を与えてしまう可能性がある。だからこそ相手に対して良いところを伝えることが良いモチベーション変化に影響を与えることができる。

しかし、人は残念ながら良いところを見つけるのがあまり得意ではない生き物のようだ。他人の悪いところはすぐに見つけることができるが、良いところは意識をしないと見つからないことも多い。裏を返せば意識さえできれば見つけることができるのである。

人が良い結果を出し、皆が笑顔になるためにも人の良いところを見つけることが重要なのである。