社会人のためになればいいな〜と思うこと

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ケース別で考えることの重要性

様々な場面で人は判断をしなければならない。人生は判断の連続であるといってもいいだろう。その判断によって人生は大きく変わる。人は誰しも出来る限り正しい判断をしたいと思っている。正しい判断をすることで自分の人生がより良いものになるとわかっているからだ。受験における学校選び、どのような部活に入るか、就職活動のような比較的大きな判断からコンビニで何を買うか、といった小さな判断まで様々な判断を日常的にしている。

仕事の中で判断をする際にも様々な判断が存在する。この仕事をどのように進めていくことが最も良いと考えられるか、この人を採用していいか、どのような提案をするか、まさに判断の連続である。その際になるべく正しい判断をしたいのであればケース別で考えることが有効だ。

判断をする際にはいくつかの選択肢がある。その選択肢の中でどれを選ぶかが判断だ。複数の選択肢のそれぞれにおいて選択をする時点でのメリット・デメリットを考える人は多い。しかし、それだけでは正しいと考えられる判断をする目的を満たさないこともある。現在だけでなく未来でのメリット・デメリットも考える必要があるからだ。この判断をする際には少なくとも2つの要素を加えて考えることが必要だ。

1つは選択肢における「構造」。この構造はどのように成り立っているかを理解することである。その選択肢が何によって構成されているかにより、何が出来て、何が出来ないのか?を明確にすることができる。判断をする上で求められている要件を満たしているか?を把握することで的確な判断ができることになる。

もう1つは「時間軸」。その目的が求める時間軸に合わせて考えることが必要だ。つまり、時間を進めた時にどうなるか?を考えることになる。5年後を考えた判断であれば現在から時間を進めていき、1年後にはどうなるか?2年後にはどうなるか?を踏まえた上で5年後にはどうなるか?を考える。時間は連続したものであり、連続している中での外部環境も変化する。その変化をある程度予測して時間を進める中で、その選択肢が正しいものであるかを検討することが必要だ。

この2つの要素を理解して判断をすることでより正しい判断になる可能性が高まる。ただ、判断に絶対はない。予想できなかった変化などが存在すれば、その判断に修正が必要となる。その点を考えると判断をする時点で絶対に正しいと言い切ることは難しいものだ。だから判断では「正しそうなもの」選ぶことになる。絶対でなければ動けないとなってしまうと何も物事は進まない。今ある中で最も正しいと考えられる判断をすることが大切だ。