社会人のためになればいいな〜と思うこと

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成功の活かし方と落とし穴

誰しも何らかの成功をしたという経験はあることだろう。成功は自分の自信にもつながる重要な要素だ。しかし、その成功体験を十分に活かすことが出来る場合と出来ない場合がある。成功したこと自体は素晴らしいことであるが、それが未来の成功への促進になる場合と足枷になる場合があるのも事実だ。そこに成功の活かし方が存在する。

基本的に成功は誰しも嬉しいことだ。自身におけるインパクトも強い。インパクトが強い出来事であるため、記憶にも残りやすい。それ自体は自分の意識だけで変えることは難しい。それを上手に活かすために必要な思考が必要になるのである。

成功には構造的な成功と運による成功が存在する。構造的成功である場合にはその成功は未来に活かしやすい成功だ。しかし、運による成功はなかなか未来の行動につながらないものなのである。言うまでもなく、未来も同じ運が舞い込むとは限らないからだ。成功したという事実の背景にある構造と運を切り分けなければならない。失敗は失敗をするべくして失敗をしてしまうものであるが、成功は成功するべくして成功したとは限らない。ここに大きな落とし穴がある。

どんな小さな成功であっても自信を持って良いものだ。しかし、その成功体験が運であった場合には、その成功体験が慢心を引き起こすことがある。慢心は未来の失敗を招く要因になってしまう。

「勝って兜の緒を締める」ではないが、成功した時だからこそ成功した要因が構造的に成功したものであったか、運によるものであったかを自らが区別しておかなければならない。

構造的に成功した場合には、その構造は未来の行動に活かすべきことである。その構造が原理原則であれば、他の物事に活かすことは十分可能だ。活かせる成功は構造的な成功であり、原理原則として成立するものであると考えておけば良い。

どんな成功であっても自分の行動の結果であるため、成功自体を喜ぶのは良いことだ。しかし、その成功の背景にある要因を理解しておくことは未来の成功を、そして未来の失敗の原因排除につながるものである。