社会人のためになればいいな〜と思うこと

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仕事における成果の種類

仕事にする上で成果を無視することは出来ないものだ。その成果を考える上では時間軸に応じた2つの成果を考える必要がある。それが現在の成果と未来の成果である。目の前にある現在の成果に目が行きがちであるが、未来の成果も考えておかなければ継続した成果を生み出すことは難しい。ジェットコースターのように良い成果と悪い成果が発生し、そのバラツキが大きくなってしまうものだ。その点から考えると今まで成果として考えていたものを分解して把握しておく必要がある。

成果を分解すると次のようになる。

 

成果=仕事成果+本人成果

 

仕事成果は業務としてのアウトプットであり、世の中でよく言われる成果である。どれだけ業績に貢献したか評価対象となるものであることが多い。この成果はもちろん必要だ。

本人成果は仕事をしていく中で自分が感じた面白さや喜びである。これも仕事をしていく中での1つの成果であると言える。この本人成果は必ずしも現在の成果につながるとは限らないものであるが、未来の成果に繋げるために必要なものである。

仕事の成果を考える上で2つの成果を理解しておくと現在・未来での成果を実現しやすくなる。現在は「仕事成果」を中心に考えられることが多い。確かに周囲から認められる仕事成果を出していくことは非常に重要である。一方で「本人成果」を高めていくことも大事だ。見落としがちな本人成果であるが、本人成果が高ければ仕事での成長が見込めることになり、だからこそ将来の仕事成果を生み出すことになる。これはただ単に仕事が面白いと感じれば良いのであるが、実はそれにも1つの障壁が存在する。

本人成果を高めるためには仕事に対する楽しみを自らの価値観の中で探す必要がある。他人が楽しいと思う仕事でも自分は楽しくないと思うことがあるように、自分の価値観の中で楽しいと思えることが重要だ。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるが、まさにこれが本人成果につながることであろう。

仕事の中に自分の価値観における楽しみを見つけるためには「良いところを見つけること」が重要になる。これは仕事に限らず様々なところで必要なことだ。仕事において良いところを見つけることが出来れば、それが楽しみに変わる可能性は高い。人は残念ながら良いところを見つけるのは得意ではないようだ。悪いところはすぐに見つけられるが、良いところを見つけるのはなかなか出来ない。これが現実だ。他人の悪いところを挙げてもらうと数多く出てくるが、良いところを挙げてもらうと悪いところよりも数は少なくなることが多い。これが現実だ。そのように人は良いところを見つけるのがあまり上手ではない生き物であるようだ。しかし、良いところを見つけることが出来れば本人成果が向上し、将来的な仕事成果も向上する可能性を高めることが出来る。

成果を考える時には仕事成果と本人成果を考えていくと徐々に良い結果にするための施策を思い描くことが出来るであろう。