適した仕事は自分で作る
自分に適した仕事とは何か?を探す人がいる。それ自体は間違いではない。しかし、そればかりでは間違いであると感じる。適した仕事とは自分の価値観や能力にマッチしたものであろう。しかし、その価値観や能力は現在のものだけで考えてはいけないものだ。
価値観や能力は自身の経験と共に変化をする。そのことを考えておかなければ本当の意味で自分に適した仕事を見つけることはできないだろう。また、その仕事について自分が何を知っているのか?ここも重要になる。知らない分野でありながら自分に適した仕事でないと判断するのはいささかおかしな話である。しかし、人は自分の知っている範囲で物事を判断するしかないため、それも仕方がないことであろう。
仕事を覚えていくうちに自分にとって適した仕事だと感じるのが、本当の意味で自分に適した仕事になるのだろう。その点から考えると適した仕事は自分で作ることになる。適した仕事を探すのではなく、適した仕事を作るのが大切だ。
適した仕事を作れるかどうかは自分次第である。自分の仕事を適した仕事にできる人は「仕事の中に楽しみを見つけることができる」人だ。仕事の中に楽しみを見つけることができればその仕事を好きになり、自然と知識やスキルも身に付く。その結果、自分の仕事が適した仕事になる。これは様々な人を見ていると強く感じることだ。最初は仕事に乗り気でない人でも自然とこれは自分に適した仕事であると感じることができるようになる。
仕事の中に楽しみを見つけることができる人は、どんな仕事においても楽しみを見つけることができる。一方で、それができない人はどんな仕事でもそれができない。そのような傾向が見られる。これはどんな環境であっても同じように思える。
「好きこそ物の上手なれ」というがまさに仕事でも同じことがいえるのであろう。この仕事の中に楽しみを見つけることができることで自分に適した仕事を自分で作ることができるのである。
どのような人が仕事の中に楽しみにを見つけることができるか?については調査中ではあるが、ある程度の傾向は見えてきている。その内容を強化することにより多くの人が自分の仕事を適した仕事にすることができることであろう。