社会人のためになればいいな〜と思うこと

社会人やこれから社会人になる人のためになればいいな〜と思う情報を発信していきます。

物事を上手に進めるためには自ら環境を作る

仕事をする中では1人で完結する作業もあれば、様々な人と一緒に実施し、他人に動いてもらうこともあるだろう。上手に進まないと感じる時には他人が上手に動いてくれないケースもある。上手に他人を動かしていくことができればその点は解決できる。

では、どうすれば他人に上手に動いてもらうことができるのであろうか?以前に書いた「変えられるもの」「変えられないもの」の観点から考えると「他人は変えられないもの」に分類できる。そう考えると他人を自らの意思で行動してもらうことはできないことになる。確かに他人を変えることはできないのであるが、自らの行動を変えることで他人に影響を与え、他人自身が変わろうとすることはできる。

他人に影響を与えて動いてもらうためにはどうすれば良いのであろうか?それを上手に実施するためには他人の行動がどのようなメカニズムで発生するかを知っておくことが必要になる。

人の行動はパーソナリティと環境の関数で発生する。この2つは変数であり、この2つの変数が変化することで人の行動結果が変わってくることになる。パーソナリティは人が過去の経験から作られる価値観などであり、その価値観を強引に変化させることはできない。この部分は変えられないものとなる。そのため、パーソナリティの変化に注力しても無駄な努力になってしまう。変えるべき部分は環境である。環境は人にとって自分以外のものであり、職場のレイアウトなどの物理的環境だけではない。誰かの発言や行動などもその人にすれば環境の一つになる。この環境は変えられない部分と変えられる部分が存在する。相手以外の発言は環境になるわけであり、あなたが発した言葉や実施した行動は相手にとっての環境になる。この部分が大きなポイントだ。あなた自身の発言や行動は変えられるものに分類される。つまり、あなた自身の発言や行動を変えることで相手の環境を変え、結果的に相手の行動を変化させることができるわけだ。

相手の行動を上手に変化させることができれば、あなた自身が望む物事の進捗を実現することが可能になる。相手が動いてくれないと嘆くのではなく、相手の環境を変化させて行動変化を実現することが大切なのである。