社会人のためになればいいな〜と思うこと

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成功に囚われないことの重要性

人は過去の成功を誇らしく思うものである。誰しも何らかの成功をしたことがあることだろう。成功体験は自身の自己効力感を高めるものであり、人にとって成功体験は先々の成功に対して非常に重要な要素であるといえる。重要な成功体験であるが、それに囚われ過ぎてしまうと悲惨な未来が訪れることになる。過去の成功はいわば未来の成功と失敗を左右するものだ。

人は成功をするとそのやり方が正しいものであると考える傾向がある。しかし、その成功のやり方が必ずしも正しいとは限らないことを理解しておかなければならない。物事が上手くいくためには「構造」と「その時の状況」がマッチしていることが必要であるからだ。つまりは次のような式が成り立つものであると考えられる。

 

Su=f(C・Si)

Su:成功 f:関数 C:構造 Si:状況

成功は構造と状況の関数によって変化するということだ。

 

同じ状況であっても構造が変われば成功の度合いは変化するものであり、状況が変われば構造が同じでも成功の度合いは変化する。つまり、一度成功した構造で進めていったとしても状況が変われば成功の度合いは変わってくる。どのような状況であるかを理解して構造を決めることが成功につながるということだ。

既述のように人は一度の成功体験によってその構造が正しいものであると考えがちである。この成功体験が未来の成功の足枷になることもあるわけだ。これが一つの大きな落とし穴だ。

成功体験は人の成長や未来の成功への大切な要素であるが、それに固執してしまっては未来の成功を得ることができないものであろう。変化する外部環境を把握して内部環境を適応させていくことが成功への近道であるように思える。